芝野新人王の晴れ舞台!【囲碁第42期、将棋第48期新人王表彰式】

 年の瀬の足音が聞こえてきた、12月1日(金)、東京都港区の「明治記念館」にて囲碁第42期、将棋第48期新人王表彰式(主催・しんぶん赤旗)が行われた。
 囲碁の新人王は芝野虎丸七段、将棋の新人王は増田康宏四段が主役だ。
 今期の囲碁新人王戦決勝三番勝負は芝野虎丸七段と孫喆五段という顔合わせだった。対戦成績は2連勝で芝野の勝利。その直前に、芝野が全棋士参加のテレビ棋戦である竜星戦で優勝をしたことから一躍〝時の人〟に。竜星戦と新人王戦での熱戦はもちろんだが、勝利者インタビューではともに「(勝利の味は?)特にしないです」と名言(?)を語ったのも記憶に新しい。
 赤旗日曜版編集長の山本豊彦様、日本棋院の團宏明理事長、関西棋院の正岡徹理事長に続いて、日本将棋連盟の佐藤康光会長が挨拶に立った。祝辞では囲碁が洪清泉三段、将棋が森下卓九段が両者を称えた。
 謝辞にたった芝野新人王は「今回の新人王戦は1回戦から危ない場面が多くて、優勝が出来たのは運が良かったです。他の棋戦でも頑張りたいです」と手短に、しかし思いを込めて語った。
 その後、乾杯の発声にたった日本棋院副理事長の山城宏九段は「この新人王戦を争う若手は、囲碁界で言えばトップを走る井山裕太七冠の背中を追う人材が育つ大切な棋戦」と挨拶をした。歴代の新人王は、井山七冠(第32期優勝、平成19年)をはじめいずれも日本囲碁界を背負う一流棋士に多く育っている。期待を背負った芝野新人王に会場から多くの拍手が沸き起こった。

 なお、新人王戦は囲碁と将棋では制度が異なり、囲碁は優勝すると「卒業」となる。将棋では連覇した棋士は増田新人王が20年ぶりとのことで、さらに「3連覇を目指します」と語っていた。



晴れ舞台にたって、はにかむ芝野新人王


左から芝野新人王、と将棋の増田新人王


芝野新人王を囲む若手囲碁棋士。芝野の左は大西竜平三段で昨年の新人王だ

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