高尾が開幕2連勝!【第41期名人戦挑戦手合七番勝負第2局】


井山裕太名人高尾紳路九段が挑戦する第41期名人戦挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】の第2局が9月14日(水)、15日(木)に愛知県田原市の「和味の宿 角上楼」で行われた。

結果は236手までで白番の高尾が中押し勝ちをおさめ、開幕から2連勝となった。終局は18時53分、持時間各8時間のうち残り時間は黒番の井山が1分、白番の高尾が35分だった。

第3局は9月20日(火)、21日(水)に静岡県沼津市「千本松・沼津倶楽部」で行われる。

両対局者のコメント

高尾九段「1日目の封じ手のあたりは自信があったわけではありません。
2日目に再開してコウのところがもう少しうまくいくと思っていましたが、実戦進行では苦しい。
黒模様へ踏み込む展開になり、苦しいなりに難しいと思っていました。
取りにこられて死んだら仕方がない。正しく打たれたらダメなんだろうなと。
(中央)白120にツケたあと、黒の応手にうっかりしていました。黒125のコスミツケを見ていませんでした。ダメにしたかと思いました。
右下隅の黒を取れてようやく良くなったのかなと思いました」

井山名人「封じ手のあたりはまずまずかと思っていましたがよくわかりません。取りに行ったあたりでは、これで悪ければ仕方がないと思っていました。
ある程度本気モードで取りに行きましたが何が正しいかよくわかっていませんでした。打っているときは形勢がどうかもよくわかっていなかったのですが、右下の攻め合いで(黒163に)アテるタイミングを逃してはダメなのでしょう」

高尾が開幕から連勝

【写真】対局の様子など(画像ギャラリー)

第41期名人戦挑戦手合七番勝負第2局

黒:井山裕太名人 白:高尾紳路九段


(幽玄の間解説:宮川史彦八段

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