Fine Art(中国)が優勝!【AI竜星戦2017】


2017年3月まで10回にわたり開催された「UEC杯コンピュータ囲碁大会」の後継となるコンピュータ囲碁プログラムの大会AI竜星戦2017(主催:株式会社囲碁将棋チャンネルAI竜星戦実行委員会 協力:電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーションコンピュータ囲碁フォーラムHEROZ株式会社)が12月9日、10日に秋葉原UDXで行われた。

決勝戦は中国のFineArt(絶芸)が日本のDeepZenGoに白番中押し勝ちし優勝を決めた。

開発者のコメント

優勝:Fine Art(絶芸)「結果的には勝ったが左下でミスをした。8月の世界大会時と比べるとAlphaGoZeroの論文の手法を取り入れ強くなった。ただしAlphaGoZeroとは違い人間の棋譜を使用している」

準優勝:DeepZenGo「決定的な悪手は無かったが、序盤から少しずつ評価値が悪くなっていった。左下隅で白数子を取ったところで盛り返したが逆転とはならなかった。今回は完敗です」

入賞プログラム

優勝 Fine Art(中国)
準優勝 DeepZenGo(日本)
3位 Tianrang(中国)
4位 AQ(日本)
5位 Abacus(中国)
6位 Raynz(日本)
7位 Aya(日本)
8位 きのあ囲碁(日本)

対局は秋葉原UDXで行われた
コンピュータ同士の対局だが、手番は開発者のニギリで決められる
王銘琬九段(中央)、大橋拓文六段による現地大盤解説会
NHK囲碁フォーカスでおなじみのダイアナ・ガーネットさんが日本語、英語による司会を担当
決勝戦を終え握手する優勝のFine Art(右)と準優勝のDeepZenGoの開発者