導入事例


囲碁教室 導入事例一覧

全国の学校から寄せられた実施報告と成果を紹介します。

熊野市立金山小学校

学校紹介

 三重県熊野市にある金山小学校は、全校生徒210人の学校です。「確かな学力を備え、心豊かにたくましく生きる子どもの育成」を教育目標とし、自然いっぱいの中でのびのびと勉強や運動に取り組んでいます。

導入の背景

 子どもたちが囲碁に親しむことにより、日本の伝統文化への理解を深めるとともに、集中力や忍耐力、相手を思いやる気持ちなど児童生徒の豊かな心や生きる力を育んで欲しいという思いがあります。

授業の様子

 子どもたちは囲碁の授業が始まる前から準備をしている羽根先生に話しかける姿がよく見られます。羽根先生には導入部分で、子どもたちを引きつける工夫をしていただいているため、子どもたち一人ひとりは目を輝かせて囲碁の授業をとても楽しみにしています。
 また、先生のお話を集中して聞き、発言を求められると意欲的に自分の意見を発表する場面が多くみられました。対局においては、はじめにしっかりと挨拶をし、羽根先生に教えてもらった技術を使い、陣地を広げたり、相手の石を取ろうと頑張る姿が印象的でした。

成果・変化

 1回目はルールを覚えるのに一生懸命でしたが、2回目3回目と回数を重ねていくうちに、「相手に勝ちたい」という気持ちが表れ、より集中して囲碁を打つ姿が見られました。囲碁の授業が終わった後には、次回の囲碁の時間を楽しみにしている姿も印象的でした。継続して取り組むことで、囲碁の楽しさや奥深さを知るとともに、忍耐力・集中力が身についていくと強く感じました。

担当教員からのコメント

 囲碁教室が始まる前は興味もなく、ルールも理解していませんでした。丁寧に教えていただくことで、囲碁を打つ楽しさを感じることができました。また、囲碁に興味を持ち、自ら囲碁教室に通う子もいます。これを機会に、さらに囲碁に親しんでほしいと思います。

教育委員会からのコメント

 囲碁の黒石には、熊野市産の那智黒石が使われております。囲碁に縁がある熊野市では、日本棋院様のご支援ご協力のおかげで、囲碁を学ぶことができております。子どもたちが時には楽しそうに、時には真剣に対局している姿をみると、囲碁は誰でも親しみやすく、楽しめるということを実感しました。子どもたちは囲碁を通して、集中力や先見を想像する力、忍耐力が身につくと思います。担当者も4月から、子どもたちと一緒に囲碁を教えていただく中で、囲碁の魅力に触れることができ嬉しく思います。子どもたちにはこれからも囲碁を通していろいろな力を身につけて欲しいと思います。

 担当した囲碁棋士からのコメント 羽根しげ子初段

囲碁は一生楽しめるものですから、まず「楽しい!」と感じてもらうことを大切にしています。そのために、講義ではABCの選択問題を使って「できた!」という成功体験をつくります。また、勝負で負けることも大切にしています。負けることで、次につながる声掛けをして勉強や人生でも心が折れにくくなり、そこから学び、成長する力を身に付けて欲しいです。