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祝辞

井山七冠に寄せられた関係者の祝辞をご紹介します。
日本棋院理事長・和田紀夫
 感動しました。井山裕太七冠が囲碁界史上初の同時七冠制覇を達成されたことに対し、心から祝意と敬意を表したい。今回の快挙は、囲碁界にとってまさに夢の実現であり、囲碁の存在を更に高め、日本、さらに世界の囲碁の継承、発展に大きく寄与するものと考えている

石井邦生九段(師匠)
 おめでとう。前人未踏の快挙に体が震えるほど感動しました。君のような、素晴らしい弟子に出会えたことを大変誇りに思います。
 今後もいろいろな試練が待ち受けていることだろうと思いますが、しっかりと歩み続けてください。

日本棋院副理事長・山城宏九段
 おめでとうございます。昨秋の名人戦から鬼気迫る連戦連勝は、対局相手が迫力負けをしているのではと感じるくらいの勢いでした。
 ご本人が一番承知しているかと思いますが、七冠は最終目標ではないでしょうし、さらに世界戦での活躍もファンから期待されています。井山七冠の背中を追いかける若者の目標としてこれからもがんばってほしいです。

谷川浩司 日本将棋連盟会長
 七冠達成おめでとうございます。羽生さんの時は、七冠が注目されるようになってから達成まで約一年半でしたが、今回は三年以上でした。体力的・精神的に厳しさは倍以上だったと思います。囲碁は詳しくはありませんが、井山さんにだけ見えている世界があるのでしょうか。今後は国際棋戦に期待しています。

羽生善治名人(名人・王位・王座・棋聖)
 七冠達成、おめでとうございます。1年通じて気力、体力、精神力を維持し続けての偉業に心から敬意を表します。自分が成し遂げた時よりもはるかに競争が激しくなっている現代での達成に感嘆と井山さんであれば当然と感じました。
 そして、まだまだ余力も進歩の余地もたくさんある今後の活躍も期待をしています。囲碁の大きな歴史を現在進行形で作られている姿に同じ棋士として誇りに思っています。