月刊囲碁未来3月号

月刊囲碁未来3月号

表紙絵:小山真吾
写真:香山由志子
レイアウト:三谷みどり・下田理加

2017年2月 5日発売

  • とっておきの名シーン
  • 第27回国際アマ・ペア戦 他
  • 第15回全日本学生囲碁王座戦 他
  • みらい博物館

特集内容

最初に覚える「石の境界線」山田拓自八段

地を作るためには、石の境界線の認識が必要不可欠である。相手が自陣に入り込もうとしてきたときに、それを喰いとめなければ自陣は崩壊しかねない。この自陣を守ることと、石の境界線を理解することはイコールである。本講座では、布石のまだ石数が少ない段階での境界線から、ヨセの仕上げの場面での境界線までくまなく解説する。

”ここを間違える”を徹底解説「アマの盲点」田原靖史七段

本誌初登場となる田原七段は、現在、日本棋院の囲碁学校で級位者クラスを担当。豊富な指導経験を持つ。本講座は、級位者の方が繰り返し間違えてしまうテーマを選りすぐり、級位者目線で詳しくていねいに執筆している。ここを直せば飛躍的に強くなるツボを伝授。田原イズムは魔法のように棋力をワンランクアップさせるに違いない。

カラクリ覚えて倍返し「上手の常套戦術撃退法」金川正明七段

ロングランとなった”サカレ形はなぜ悪い”が終了し、その後継として本講座が誕生。いつも同じような戦術を上手にやられて悔しい思いをしている方は多いはず。本講座ではそんなお悩みを解決する。金川七段が自ら上手の得意戦法を公開し、対抗策を伝授。同じ間違いを減らすことこそ上達スピードを一気に早める秘訣だ。

連載講座

盤上の価値判断はこうして磨く「大森式 実戦に強くなる 基本法則」大森泰志八段

序盤戦や中盤戦で問われるのは石の方向である。多少石の打つ点がズレていても、大筋の方向があっていれば急に悪くなることはない。本講座では真逆の発想となる正解図と失敗図を照らし合わせて解説。石の方向性がいかに大切であるかが一目瞭然で理解できるようになっている。

入門・初心者のための「布石の要点」桑本晋平六段

入門者や初心者にとっては、ルールを覚えただけではなかなか実戦に結び付かないもの。まして十九路となると、多くの初心者はどこから手をつけてよいのか迷いは尽きない。そんな悩みの一助となるべく、桑本六段が筆を執った。桑本六段は自ら囲碁未来教室を主宰するなど指導経験も豊富。独特の切り口で、囲碁の概念を解説する。

競り合いに強くなる「中盤戦攻略の秘訣」河合将史五段

河合五段がテーマに掲げたのは、ずばり中盤戦だ。中盤戦は囲碁の花形で、最も変化に富み、かつ一局の形勢を左右する重要な場面ばかりである。ポイントが絞りにくいため、書き手の負担は多い。河合五段は、中級者が陥りがちな失敗例をいくつかの傾向にまとめ、中盤戦戦略のコツを伝授する。

はじめて学ぶ「置碁実戦基礎講座(応用編)」菊地義雄五段

基礎的なルールを覚えた初心者が、はじめて置碁を打つときの指南講座。九子局から置碁の基本を学ぶ。囲碁が上達するためには大きく、詰碁や手筋の部分問題をこなすことと、布石など概念の理解をすることに分かれる。本講座は後者を、指導経験豊富な菊地義雄五段が解説する。渾身の書き下ろしである。


連載企画

新登場棋士の遺した至宝「棋書は語る」

著名な棋士が残した棋書は、囲碁界にとって、棋譜と並ぶ至宝である。本コーナーでは、数多くの棋書を所有するコレクターの南雄司さんが、厳選した”今月のこの1冊”を順次紹介する。

つれづれ囲碁記「開拓の一手」屯田子

屯田子なる覆面ライターが語るつれづれ囲碁記。独特のタッチ印象に強く残る。熱烈に囲碁に想いを抱いていることだけは分かるが、毎回どんな話が飛び出すのか、はたまた何を語るのか、まったく予想できない。

名伯楽 小山翁が語る「囲碁はとっても素晴らしい」小山鎮男八段

囲碁界有数の名文筆家でもある小山八段が今度は連載コラムを担当。多彩な趣味、交流関係を持つ小山八段が長年見てきた囲碁界四方八方話を展開する。

nagoya amigo「みらいワークショップ続編」 大沢健朗二段

柳沢理志三段からバトンを受けたのは大沢健朗二段。ともに名古屋を拠点に普及活動を展開する「nagoya amigo」のメンバーである。一風変わった視点で本講座を盛り上げる。若手の発想で普段はなかなか聞くことのできないユニークな話を公開する。

聞きたい知りたい「囲碁雑学」

囲碁に関するなぜ? にお答え。ふと思い返してみると囲碁の世界は不思議なことだらけ。そんな身近なwhyを考える。


人気企画 問題コーナー

新登場即修読み切り「1問1答」

1ページ1題で確実にマスターする。実戦頻出形の小問をピックアップ。見慣れた形でも、なかなか完全には理解できていないもの。本コーナーではもう一度理解度を確かめるために、馴染みのある形に限定して解説。チリも積もれば山となる。初級、中級、上級毎に用意されている。問題感覚で、解いて、読んで覚えて頂きたい。

実戦力を強化する「基礎トレーニング」

初級者、中級者、上級者向けの問題コーナー。初級、中級、上級それぞれに、布石6題、手筋6題、死活6題、終局4第の計22題が出題されている。とにかくたくさん問題の数を解き、それを繰り返すことが上達には欠かせない大切なポイントだ。中級、上級者の終局問題は、これまで通り、寺山怜四段の「勝利をつかめ!」を継続して出題。

囲碁未来「棋力認定コーナー」

各自の棋力に応じてAコース(初段から5級・10問)、Bコース(6級から9級・10問)、Cコース(10級から15級・10問)いずれかの問題を解いてください。応募したハガキの点数が合格点に達すれば、免状・認定状が申請できます。「目指せ5級」「目指せ初段」、みなさんの目標点数目指して頑張りましょう!


普及コーナー

囲碁未来教室「なごやかレッスン」

「米子囲碁会館」(鳥取県米子市)堀本 満成四段
囲碁未来教室の詳細はこちら


情報&リフレッシュコーナー

リニューアル! クロスワードパズル「隠された囲碁ワードを探せ!」

クロスワードの解答には全国津々浦々の囲碁イベント


「ご当地囲碁イベント案内版」

「プロ碁界情報提示版」

「未来トーキング」