【第36期女流本因坊戦五番勝負第５局】

謝依旻女流棋聖が頂上決戦を制し、タイトル奪還――。藤沢里菜女流本因坊に謝女流棋聖が挑戦していた第36期女流本因坊戦五番勝負の第５局が両者２勝２敗のあとを受けて11月29日、東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、307手までで謝が黒番８目半勝ちした。これで謝は２期ぶり通算８期目の女流本因坊に返り咲き、女流のタイトル獲得最多記録も27に更新した。各４時間持ちで残りは両者１分。

【第12回広島アルミ杯若鯉戦】

30歳＆七段以下の棋士達が覇を競う、第12回広島アルミ杯若鯉戦（主催・日本棋院、日本棋院広島県本部、後援・中国新聞社、特別協賛・広島アルミニウム工業株式会社）本戦トーナメントが11月25、26日に広島市の中国新聞ビルで行われた。決勝に進出したのは李沂修七段（29）と姚智騰四段（19）。独特な打ちぶりで会場を盛り上げた姚を、李が我慢の末抜き去り３目半勝ち。出場３回目にして、初の栄冠を手にした。