【第40期棋聖戦挑戦手合七番勝負第２局】

４連覇を目指す井山裕太棋聖に、３年連続で山下敬吾九段が挑戦している第40期棋聖戦挑戦手合七番勝負（読売新聞社主催）第２局が、１月28、29日に鳥取県湯梨浜町「望湖楼」で行われた。第１局では井山が圧倒しており、連勝すれば一気に勢いが付く。それとも山下が踏ん張ってタイに持ち込むか。シリーズの流れを占う大一番は序盤から工夫を凝らした熱戦で、結局井山が制して対戦成績を２勝０敗とした。立会・小林光一名誉棋聖、新聞解説・結城聡九段、記録・阪本寧生五段、吉川一二段。第３局は中２日ですぐ同じ鳥取県の米子市「華水亭」で行われる。

【新初段シリーズ・広瀬優一新初段】

新初段シリーズ第２弾は、冬季入段予選を１位で通過した広瀬優一初段が登場。藤澤一就八段門下の有望株といっていいだろう。正式な入段は４月からだが、先日のイベロジャパン杯では先輩棋士たちを下してベスト４に進出している。早くも大器の片鱗をうかがわせる広瀬初段に、今回胸を貸してくれるのは河野臨九段だ。