本書は、有名な２冊の古典『玄玄碁経』（げんげんごきょう）と『死活妙機』（しかつみょうき）を、林漢傑七段の監修により紹介したものです。
　本書の姉妹書『古典詰碁の魅力』では、有名な３冊の古典『碁経衆妙』（ごきょうしゅうみょう）、『官子譜』（かんずふ）、『発陽論』（はつようろん）を紹介しています。
　玄玄碁経は、中国・元代の棋書。死活妙機は、明治期に本因坊秀哉が著しました。
　玄玄碁経と死活妙機にはさまざまな問題が収められていますが、林七段がその中から実戦に役立つ問題を選択し、編纂しました。また、練習問題を多数作成。原題を解きやすくしてくれます。
　なお、本書は『月刊碁ワールド』付録・古典詰碁掲載号を元に再編集したものです。

2017年6月　日本棋院