井山が2連勝!【第41期名人戦挑戦手合七番勝負第5局】


井山裕太名人高尾紳路九段が挑戦する第41期名人戦挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】の第5局が10月12日(水)、13日(木)に静岡県熱海市あたみ石亭で行われた。
結果は236手までで白番の井山裕太名人が3目半勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を2勝3敗とし名人防衛に望みをつないだ。終局は18時59分、持時間各8時間のうち残り時間は黒番の高尾が16分、白番の井山が2分だった。

井山が勝利し第7局につなげるか、高尾が名人位を奪取するのか。注目の第6局は10月26日(水)、27日(木)に静岡県川津町「今井荘」で行われる。

両対局者のコメント

井山名人「1日目はそれほど自信がありませんでした。封じ手は予想していたとおりでこのような感じになるかなと思っていました。2日目は一手一手どう打っていいか全然わからなくて正しく打てた感じがしていませんでした。中央のシノギ勝負にもっていき、少し打てるかと思いました。ここまで、3連敗していて一時的にかなりマズかったが、この2局はよく打てました。次局もいい内容の碁を精一杯打てるように頑張ります」

高尾九段「序盤は少し悪いかと思っていました。中央を大きく広げて勝負しましたがいかにも無理っぽく、もう少し厳しく攻めるべきでした。それなりに細かくなるかと思いましたが具体的にどう打てばいいかわかりませんでした。この碁は1日目に後悔する手が多かったので次局は後悔の無いように頑張ります」


シリーズ2勝目、名人防衛に望みをつないだ井山名人

両者の過去の対戦成績は、連勝・連敗となることが多いが、その流れはこのシリーズも同様なのか。

第41期名人戦挑戦手合七番勝負第5局

黒:高尾紳路九段 白:井山裕太名人 白3目半勝ち


(幽玄の間解説:小松英樹九段

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