一力が3年振り2度目の優勝【第11回広島アルミ杯若鯉戦】


若手棋士の登竜門・第11回広島アルミ杯・若鯉戦本戦トーナメント(特別協賛:広島アルミニウム工業)は11月27日に広島市中区の中国新聞ビルで準決勝と決勝戦が行われた。
10時から行われた準決勝では一力藤沢を、本木大表を下し決勝に進んだ。
その後14時から行われた決勝では一力が156手まで白番中押し勝ちを収め、第8回大会以来3年ぶり2度目の優勝を果たした。終局時刻は15時24分だった。

日本棋院ネット対局「幽玄の間」では広島アルミ杯・若鯉戦をライブ中継しました。


「強い棋士ばかりで2日目に残れればよいと思っていた。久々の出場で優勝することができてホッとしています。」と優勝した一力

本木(左)は第9回大会以来の優勝とはならず

広島アルミニウム工業の田島社長と参加棋士

2日間行われた大盤解説会は両日とも大盛況だった

1回戦で棋譜入力をしてくれた地元の子供たちに藤沢女流本因坊が指導碁のプレゼント

会場では棋士による指導碁も実施



決勝の結果(△印は先番、左側が勝者)

 一力 遼七段 中押し △本木克弥七段

準決勝の結果(△印は先番、左側が勝者)

一力 遼七段 中押し  藤沢里菜女流本因坊
 本木克弥七段 中押し △大表拓都初段

広島アルミ杯若鯉戦決勝終局図

黒:本木七段 白:一力七段 白番中押し勝ち


幽玄の間解説:平田智也七段


参加棋士

東京・前回優勝(1名)
寺山怜若鯉杯
(前回優勝)
東京本院・男性棋士(7名)
大表拓都初段
(1枠)
一力遼七段
(2枠)
許家元四段
(3枠)
本克弥七段
(4枠)
内田修平七段
(5枠)
姚智騰三段
(6枠)
三谷哲也七段
(7枠)
東京本院・女性棋士(3名)
関西総本部/中部総本部・男性棋士(2名)
鳥井裕太初段
(関西総本部)
六浦雄太三段
(中部総本部)
関西総本部/中部総本部/関西棋院合同・男性棋士(2名)/女性棋士(1名)
鶴田和志三段
(合同1枠)
河英一六段
(合同2枠)
王景怡二段
(合同女流)

日本棋院ネット対局「幽玄の間」では広島アルミ杯・若鯉戦の模様を全局棋譜ライブ中継しました