文裕「73期の七番勝負はさらに成長した姿で」【第72期本因坊就位式・祝賀会】

 第72期本因坊就位式・祝賀会(主催・毎日新聞社、日本棋院、関西棋院、協賛・大和証券グループ、協力・藤田観光宝酒造)が9月29日(金)に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われた。

 主役はもちろんこの人、本因坊文裕(もんゆう=井山裕太九段)。昨年は5連覇を決めたシリーズで、名誉資格である26世の永世本因坊を獲得したのを期に号を名乗って初めて向かえる今期の七番勝負だった。挑戦者の本木克弥八段に対し4―0のストレートで完勝、6連覇を決めたことは記憶に新しい。

 主催の毎日新聞社・丸山昌弘代表取締役社長をはじめ、日本棋院の團宏明理事長、関西棋院の正岡徹理事長の挨拶からはじまり、協賛社から大和証券グループ本社の辻朋紀執行役員の挨拶、京都・寂光寺の大川定信貫主猊下の挨拶と続き、秋田・能代市の齊藤滋宣市長らがお祝いに駆けつけ、皆が文裕の活躍を心から称えた。

 謝辞にたった文裕は、「今期の挑戦者の本木さんは勢いがあるのはもちろん、リーグでの勝ちっぷりが良くここ1、2年で急速に力をつけてきている相手でしたので、厳しい勝負になることを覚悟してシリーズに臨みました。難しい勝負が続き、紙一重だったと思いますが、納得のいく内容で6連覇を果たすことができ、いい七番勝負になったと思っています」
 さらに続けて、「今、再度の七冠へチャレンジをしており、また世界棋戦にもコンスタントに挑戦させてもらっております。海外にはわたくしクラスの打ち手がたくさんいるので結果を残すことは容易ではありませんが、いい結果をご報告できるように精進し、少しでもレベルアップしていきたい。来期の七番勝負ではさらに成長した姿をお見せできるように精一杯がんばりたいと思います」と述べ、会場から大きな拍手を受けた。



祝賀会でお祝いを受け「元気をもらった」文裕。祝賀会でお祝いの歌に聴き入る


オペラ歌手の土田彩花さん(右)が美声を披露し、祝賀会に花を添えた


鏡開きで6連覇をお祝い。文裕を中心にハイポーズ!


允許状を團理事長が読み上げ、文裕も神妙な表情に

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