藤沢里菜、18歳の晴れ舞台【第35期女流本因坊就位式】


気持ちの良い晴天となったこの日、藤沢里菜女流本因坊の晴れ舞台――。

1敗の後の3連勝で謝依旻を破って女流本因坊に返り咲いた藤沢女流本因坊の、第35期女流本因坊就位式(主催・共同通信社・日本棋院、協力・関西棋院、協賛・JA共済連共栄火災囲碁・将棋チャンネル)が1月27日、東京都港区の第一ホテル東京で行われた。会場には150名が訪れ、藤沢女流本因坊を祝福した。


主催者のあいさつとして共同通信社の佐藤雄二郎代表取締役社長が登壇。2年ぶりに会ったことから佐藤社長が「背が伸びましたか?」と聞くと、「ええ、少し」(藤沢女流本因坊)と会話したことを下敷きに、「第一人者の謝さんを破って、碁の実力も伸びている」と藤沢女流本因坊を称賛した。

来賓の祝辞として登壇したのは高尾紳路名人。兄弟子として藤沢女流本因坊の成長を見守る一人であることを思わせる言葉だった。

第34期女流本因坊戦謝依旻女流名人の挑戦を受けて2連勝3連勝の大逆転を食ってしまい、これまで順調にきた棋士人生ではじめてカベにぶつかったと思う。成績にもあらわれていた。でも、今期の勝利でカベを突き破ったと思います」

謝辞に立った藤沢女流本因坊は、「主催者の皆様はじめ、応援してくださった皆さんに心から感謝いたします」と述べ、盛大な拍手を受けた。


藤沢、2年ぶりの晴れ舞台


若手の棋士が応援に?! 仲良し棋士と一緒に笑顔で記念撮影


協賛社のJA共済連と共栄火災からもお祝いに。サイズは違うがお祝いの気持ちは同サイズ