羽根泰正九段が通算1200勝達成!


羽根泰正九段が21日、愛知県名古屋市の日本棋院中部総本部で行われた第41期碁聖戦予選Bで川田晃平六段と対戦し、黒番中押し勝ちをおさめました。
これで羽根九段は日本棋院史上6人目の公式戦通算1200勝達成となりました(641敗5持碁)。

羽根 泰正
羽根泰正九段

これにより羽根九段は
 ・70歳10ヶ月での達成となり史上6位
 (1位は二十五世本因坊治勲の48歳7ヶ月)
 ・入段から57年1ヶ月での達成となり史上6位
 (1位は二十五世本因坊治勲の36年9ヶ月)
 ・達成時勝率 .652となり史上4位
 (1位は小林光一名誉棋聖の .667)
 となりました。 

羽根泰正九段は昭和19(1944)年6月25日生まれ。70歳。
三重県出身。島村俊廣九段門下。羽根直樹九段は実子。
昭和33年入段。昭和47年に第14期王冠戦優勝で初タイトル。
昭和63年の第4回日中スーパー囲碁では第3回大会まで無敗の聶衛平九段(中国)を破り日本を初優勝に導いた。
平成2年に第38期王座戦で加藤正夫王座を3-2で破り初の七大タイトル獲得。
平成27年に大倉喜七郎賞を受賞。

・初勝利
 昭和35年4月6日
 本因坊戦一次予選 田中満生二段に白番13目半勝ち

・通算勝数第1位は
 二十五世本因坊治勲の1455勝