Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説

第三条(着点)

盤上は、縦横十九路、その交点三百六十一であり、石は第四条に合致して盤上に存在できる限り、交点のうちの空いている点(以下「空点」という)のすべてに着手できる。着手した点を「着点」という。

<解説>
1 盤上
専門棋士間のルールなので十九路盤とした。初心者間等の九路盤ほか、あるいは将来二十一路盤等を対局者間で合意の上使用することはもちろん可能である。 2 交点、空点、着点
参考図1の①と置けるような点を「交点」といい、三百六十一ある。 石の置かれていない交点を「空点」といい、①のように石が置かれた交点を「着点」という。
(縦路) (横路)
(参考図1)
(参考図1)
3 第四条に合致しないため、着手できない空点
着手することにより、隣接する空点のない自らの石を生じ、結果として存在できなくなるような着手はできない。
参考図2 黒は×の点に着手できない。
(参考図2)
(参考図2)
(注)
黒はaに着手しても空点を有することになるので、この場合は着手可能である。
注の図