Ⅳ 日本囲碁規約改定の概要

(8) 対局中の盤上の石の移動

  • 現規約ではともに合意すればそのままとめおいての継続も認め、合意できなければ無勝負としている。(第六十一条)
  • 新規約では、必ず石を元に戻して続行することとし、合意できない場合は「両負け」とした。(第十三条2項)
  • (注)棋譜作成、故意の移動防止のため。
  • (注)元の着点に既に石が存在、あるいは、いわゆる自殺着手になる場合も合意できない場合に含む。

(9) 違反着手

  • 現規約では、相手方が同意した場合は違反着手を取り消し外へ着手すること、あるいは着手が進行した場合はそのままの継続を認めている。(第六十条)
  • 新規約では、最近の慣例を追認して、反則時点にさかのぼって負けとした。(第十四条)
  • (注)勝敗確認後は不変。(第十条4項)