Ⅳ 日本囲碁規約改定の概要

(3) 対局停止後、双方が対局の再開を要請しない場合(明確化)

1図の状態で「対局の停止」(双方が連続して着手放棄)となった後、ともにaが有効着手であることを発見し、相手に先着されると負けになるため、ともに対局の再開を要請せず、終局についても合意しない場合は、両負けとなる。
(1図)
(1図)
  • 現規約では規定がなく、先着権争いが生ずる。
  • 新規約では第九条3項で対局の再開を要請した方の相手方に先着権があることを明記するとともに、第十三条1項で先着権の関係でともに対局再開の要請もせず、終局についても合意しない時は両負けとした。